健康に向けた生活習慣

健康で長生きしたい、これは誰もが願うことでしょう。いつまでも健康でいるには、特別な薬を飲むよりも毎日の生活習慣を変えることが大切です。その理由には、人には自然治癒力と呼ばれる体の不調を自分で治せる能力が備わっていることが挙げられます。伝統医学のアーユルヴェーダでは、体の調和を取るには自然との調和が必要だという理論があります。つまり昼と夜、一年の季節に合わせて生活を変えるのです。

健康維持のための生活習慣の一つに、早起きが挙げられます。夜型という人をよくみかけますが、それは自律神経が乱れているからかもしれません。電気製品を使う頻度が多ければ多いほど自律神経は乱れ、常に交感神経が優位になってしまうと眠れなくなります。これを解決するには、毎日太陽が昇る前に同じ時間に起きるのが効果的です。日の出前後を目安に起きるのが理想ですが、難しい場合には少しずつ早めていくと良いでしょう。急激な生活の変化は、体に悪影響を及ぼすのでおすすめしません。

そして2つ目は、五感を正しく使うことです。普段意識してもしなくても、私たちの五感は常に情報を脳に送っています。情報過多になると体に支障が出るので、静かな場所でそっと目を閉じて呼吸に集中する時間を、1日1分から毎日試してみましょう。

3つ目は、睡眠の質を高めることです。寝る2時間前には、明かりをつけたり電気製品を触触ったりしないように心がけましょう。副交感神経を優位にするためには、軽いマッサージをして体を温めるとよく眠れます。